多彩なカミキリムシを紹介している企画展=米沢市

日本のカミキリムシ展が、米沢市のよねざわ昆虫館で開かれている。大きさや色合い、模様、生態がさまざまな約550種類を紹介している。

南陽市の元高校教諭、故山口捷弘さん(S37卒)が採集して標本とし、現在は妻の吉子さんが所蔵するコレクションを中心に展示している。県内をはじめ、北海道、与那国島(沖縄県)、小笠原諸島(東京都)など、国内各地で採集したカミキリムシが並ぶ。

青色の体が目を引くルリボシカミキリ、スズメバチにそっくりな柄のオオトラカミキリ、じゅほのような見た目のセンノキカミキリなどが展示され、生息環境などによって姿形が全く異なることが伝わってくる。カミキリムシの自然界での役割や外来種問題なども紹介している。9月24日まで。

昆虫に親しめるイベント「虫フェア」が7月7日、同館で開かれる。ヘラクレスオオカブトなどに触れたり、昆虫食を体験したりできる。県内外の昆虫ショップも出店する。時間は午前10時~午後3時。参加料は4歳以上~中学生以下が300円。高校生以上が500円。問い合わせは同館0238(32)2005。

2024年6月29日山形新聞より