山形、新潟のミシュランシェフらが腕を振るい、味わった100人の投票でナンバーワンの一皿を決めるイベントが7日夜、南陽市赤湯の温泉旅館「山形座 瀧波」(南浩史社長・S57卒)で開かれた。
山形、新潟の一流料理人が自慢の一皿を100人の客に提供したイベント=南陽市・山形座 瀧波 100人投票、新潟のすしV
「俺たちの挑戦」と題した今回の催しは、両県の料理人が刺激し合い、食の魅力で地域を元気付けようと瀧波が初めて企画した。ミシュランシェフが厨房に立つ瀧波の「オステリア シンチェリータ」や、山形市の「レストラン パ・マル」、鶴岡市の「アル・ケッチェーノ」など山形から6店が参加。一方、新潟からは星付き店の「割烹 渡辺」「オステリア・バッコ」など6店の料理人が腕前を披露した。
東京や仙台からの宿泊客や一般客を合わせた100人が、12店それぞれの一皿を食べ比べた。投票の結果新潟県新発田市の「鮨 登喜和」が出した、口の中でとろけるようなマグロの握りなど3貫がナンバーワンに輝いた。他にイワナのフリット、米の娘ぶたを使ったラビオリなどが人気だった。南社長は「食後の交流会も盛り上がった。料理人が切磋琢磨する場を今後も提供したい」と語った。21日も同様の催しを開く。参加費は1万5千円でチケットは残りわずかという。
2024年7月10日山形新聞より