白鷹町青少年育成町民会議(斎藤芳昭会長)の研修会が13日、町中央公民館で開かれ、県家庭教育アドバイザーの小野卓也洞松寺住職(長井市・H4卒)が「デジタルメディアとの上手な付き合い方」について講演した。
小野住職は、子どもがスマートフォンやゲーム機にばかり熱中する理由が、触れ合いや会話の減少といった家庭環境にある可能性を指摘した。「親がスマホばかり見ていたら『子どもよりスマホが大事』と誤解されてしまう」として、大人側もデジタル機器との付き合い方に気を付ける必要があると説いた。
デジタル技術は知識を掘り下げるのに役立つ一方、無制限に使えば睡眠不足などの悪影響を及ぼすとして、時間制限などのルールを家族全員で共有し、守ることも大切と強調。「ただ、制限するのではなく、別な遊び方を教えたり、ネットで触れた知識を家庭で実験したりして、アナログな部分とバランスをとってほしい」と呼びかけた。
総会に合わせて開催し、約40人が聴講した。
2024年7月21日山形新聞より