松倉とし子さん「美しい音楽届ける」
童謡の楽しさを伝えてきた「童謡の日コンサート」が今年7月に30回目を迎えた。節目を記念したスペシャルコンサートが11月9日、山形市民会館で開かれる。総合プロデューサーのソプラノ歌手松倉とし子さん(S48卒)は「皆さんの心に美しい音楽を届けたい」と意気込んでいる。
童謡の日コンサートは「山形に童謡の心を広げたい」を合言葉に、1993年に始まった。作曲家の故中田喜直さんと松倉さんを中心に続けられ、現在は実行委員会(実行委員長寒河江浩二山形新聞社会長・主筆)が主催している。
節目を祝う今回の記念コンサートは、やまがた秋の芸術祭の一環として開かれ、松倉さんと、長男でバリトン歌手の望さん、男性コーラスグループ「ベイビーブー」、ピアノの篠崎仁美さんが出演する。新たにアレンジした10曲を加え、童謡やオペラなど計34曲を披露する予定。
会場が一体となって歌うコーナーも設けられる。松倉さんは「これまで『童謡の日コンサート』に来たことがない方にぜひ、聴いてほしい」とし「音楽の力で会場全体が笑顔に包まれたらうれしい」と話す。
当日午後2時に開演。入場無料だが、整理券が必要。同会館のほか、十一屋本店、山形メディアタワー受付などで配布している。問い合わせは事務局の東北映音023(641)3821。
2024年9月15日山形新聞より