参加者にストレッチ法を教える池田めぐみさん(H10卒)=南陽市民体育館

腰痛予防、肩こり改善に役立つコンディショニング講座が5日夜、南陽市民体育館で開かれた。フェンシングのオリンピアンで同市在住の池田めぐみさん(H10卒)が正しい姿勢を保つための効果的な運動法を分かりやすく教えた。

参加者はあぐらをかいた状態で肩を回す動作や、四つんばいになり胸を床に近づけて背骨をそらすストレッチなどを体験。池田さんは「体はつながっているので、膝や肩が鈍くなると他の部分に負担がかかる。体全体を動かして改善する力を身に付けることが大切」とアドバイスした。

同市スポーツ協会が主催し、市内外の男女約30人が受講した。池田さんは2004年アテネ、08年北京の両五輪に出場。現在は「YAMAGATA ATHLETE LAB.(ヤマガタ・アスリート・ラボ)」代表理事として、競技者の目線から広く市民の健康づくりにつながる活動などを展開している。山形新聞「日曜随想」の筆者を務めている。

2024年10月1日山形新聞より