長井市新町地区の住民が高齢者の生きがいと健康づくりを目的に取り組む「新町サロン」の開設10年を祝う集いが26日、新町公民館で開かれ、地元住民ら約20人が節目を祝った。

新町サロンは地元の志村勇夫さん(77)と邦子さん(73)、小松間兵衛さん(76)と絹子さん(73・S44卒)の両夫妻が発起人となり、住民ボランティアの協力で2015年4月にスタートした。同公民館を会場につき2回、自由参加の交流の場を設け、健康体操や歌唱、雛祭りや七夕の飾り作りなどを楽しんでいる。参加は主に70、80代の地区住民で、県内外への旅行も年2回実施している。

この日、新町地区長の武田信一さん(68)「約330人の地区住民のうち半分近くを65歳以上が占めており、サロンが担う役割は今後ますます重要になる」と激励した。全地区長でもある間兵衛さんは「60代の参加者を増やすなどして、楽しく元気に活動を続けたい」と話した。

参加者は引き続き、昔語りや歌唱、市内の女性4人によるオカリナ演奏などを楽しんだ。

2024年10月1日山形新聞より