伊東忠太が描いた妖怪画に触発されたアート作品が並ぶ=米沢市・よねざわ市民ギャラリー

米沢市出身の建築家・伊東忠太の妖怪画に触発されて制作したアート作品を紹介する企画展が、米沢市のよねざわ市民ギャラリーで開かれている。絵画、工芸など多彩な分野で見ごたえのある力作が並ぶ。

忠太は築地本願寺などのそうそうたる建築物を手がける一方、妖怪や化け物などを好み、建築にも妖怪を思わせる造形を取り入れた。

会場には市内外の27個人・団体の約100点を展示。忠太が設計した東京都慰霊堂の電球をくわえた妖怪をモチーフにした絵画、カラフルな色合いのカッパのお面、龍のような妖怪を古布で表現した立体作品などが並び、来場者を楽しませている。

一角には忠太関連の貴重な資料をそろえ、妖怪画の塗り絵もできる。27日まで。

※写真は山下敦さん(S50卒)。忠太関連の展示物のほとんどが彼の所有物です。

2024年10月25日山形新聞より