開局30周年を迎え、一層の活動推進を誓った「山形いのちの電話」の記念式典=山形市・ホテルメトロポリタン山形

悩みを抱えた人の相談に応じる社会福祉法人「山形いのちの電話」(長谷川憲治理事長・S40卒)が今年で開局30周年を迎え、記念式典が26日、山形市のホテルメトロポリタン山形で行われた。関係者が一層の活動推進に向け、決意を新たにした。

長谷川理事長は、昨年までの累計受信件数が20万件を超えたことに触れ、「活動を続けることができたのは相談員の高い志や、多くの支援のたまもの。今後も悩みのある方に少しでも寄り添い、役立てるよう、意義ある活動をしたい」とあいさつした。俳優・劇作家の渡辺えりさん(山形市出身)による記念講演も開かれた。約300人が参加した。

山形いのちの電話は1994年10月1日に開局。現在はボランティアの相談員95人が活動し、毎日午後1時~10時に電話023(645)4343で相談を受け付けている。

2024年10月27日山形新聞より