ペーパークラフトで旧児童センターを再現したジオラマ=米沢市役所

ペーパークラフト作家・中村隆行さん(67)=米沢市木場町=がかつて同市の松が岬公園の一画にあった遊園地「児童センター」を再現したジオラマを制作し、11日に市役所での展示を始めた。2026年6月30日まで。

中村さんは同市出身で、地元商事会社などに勤務しながらペーパークラフト作りに励んできた。児童センターは1957(昭和32)年にオープンし、約15年間営業した。

ジオラマには約130体の人形を配し、来場者が観覧車や空中ブランコなどを楽しむ様子を生き生きと表現している。

初日は現地でオープニングセレモニーが行われ、参加者がジオラマをじっくりと鑑賞。中村さんは「記憶に埋もれた当時の思い出を掘り起こすきっかけにしてほしい。児童センターを知らない人たちにも、当時の米沢のにぎわいを知ってもらえたらうれしい」と話した。

2024年11月12日山形新聞より