サツマイモの袋詰め作業を行う関係者=米沢市・With優

不登校やひきこもりの若者らを支援する米沢市のNPO法人With優(白石祥和代表・H12卒)は、就労トレーニングに踏み出せない若者を対象に、単発バイトとして規格外のサツマイモを販売する仕事を準備した。25日は若者とスタッフ10人ほどが、大きさを仕分けながら1袋分の重さを量り、丁寧に袋詰めの作業を進めた。

同法人が市内の農家から規格外サツマイモ150キロを市価より安く購入し、1袋(1キロ入り)300円で販売する。就労を目指す若者らは時給千円で、サツマイモの袋詰めや、購入者への配達補助を担う。

同法人は、市内で就労トレーニングできるカフェや居酒屋を運営する。だが、継続できるか不安でこうしたトレーニングに挑戦できず、困窮する人もいるという。白石代表は「まずは1日だけのバイトに取り組むことで、一歩踏み出すきっかけにしてほしい。農家と連携し他の農作物でも展開したい」と話す。

事業所や学校などからの注文を受け付けており、個人の購入も相談に応じる。問い合わせは同法人0238(33)9137。

2024年11月27日山形新聞より