米沢市の米沢興譲館高と米沢東高の同窓会関係者で組織する米沢新高校の早期整備を実現する会(吉野徹代表・S43卒)は30日、両校の統合に向け、協力を求める要望書を近藤洋介市長に提出した。今後、県に対し両校の統合に合わせた中高一貫校の設置、新高校の市街地移転への整備を働きかける。
同会は両校の同窓会と米沢商工会議所で組織する。この日は吉野代表らが市役所を訪れ、近藤市長に要望書を手渡した。吉野代表=写真中央=は、米沢興譲館高が同市郊外に位置していることに触れ、「通学に苦労するとの声を聞く。新高校は置賜地域一円から通いやすい場所に整備してほしい」と述べた。近藤市長は「市としても一緒に進める必要がある。動きを加速させたい」と応じた。今後、県への要望と署名活動を予定している。
県教育委員会によると、東南置賜地域の高校再編は、2025、26の両年度で米沢興譲館、米沢東、南陽、高畠、置賜農の5校について、今後のあり方を検討する。
2025年1月31日山形新聞より