デザインを更新した「本のきろく通帳」 米沢市の市立米沢図書館は、同館で借りた本を記録する従来の通帳型冊子「読書通帳」の名称やデザインを改め、「本のきろく通帳」として2月から子どもたちへの配布を始める。読書や図書館利用を促すきっかけをつくって教育振興につなげようと、米沢信用金庫(同市、加藤秀明理事長・S47卒)が協力し、同通帳3千冊を市に贈った。
貸し出し手続きの後、館内にある専用機器で書籍名などが記載される仕組み。機器更新に伴って名称を変更し、表紙は絵本作家かめおかあきこさん(同市)がデザインした。
近藤洋介市長に目録を送る加藤秀明理事長(S47卒・右から2人目)=米沢市役所 27日に市役所で贈呈式を行った。加藤理事長は「子どもが成長し、人間力を高めていくためには幼少期に本を読むことが大切。通帳を生かし、読書習慣が身に付くことを願っている」と話し、近藤洋介市長は「子どもたちの未来のために有効活用していく」と謝辞を述べた。
高校生以下が対象で、置賜地方在住か、同市の高校に通学していることが配布条件。2月7日から同図書館で無料で入手できる。
2025年2月1日山形新聞より