南陽市の赤湯温泉旅館協同組合(丸森周平代表理事・H10卒)は、温泉街お薦めの飲食店が一目で分かるリーフレットを作った。街歩きを楽しみながら、ふらりと立ち寄れる32の「うまい店」を紹介。同組合は「各旅館自慢の湯や料理とは別に、多彩な飲食店が近くにあるのが赤湯の強み」とPRする。
赤湯温泉街にある「うまい店」を紹介しているリーフレット 南陽・旅館組合がリーフレット
携帯に便利な折り畳み式のリーフレット「旅館スタッフがおすすめする飲食店ガイド」を開くと、赤湯温泉の歴史と同温泉を見下ろす烏帽子山公園などの名所がまず掲載されている。さらに開くと「赤湯といえばやっぱりこれ!」の文句と一緒に12のラーメン店がずらり。「家系つけ麺」や「カレー中華」「赤湯からみそラーメン」など各店自慢の一杯の写真と営業時間、定休日といった情報をコンパクトにまとめている。
さらに広げるとB3判の大きさに。11の旅館と各飲食店の位置が分かる地図を中心に食事どころ、居酒屋が並ぶ。焼き肉、焼き鳥から和食、中華、イタリアンなど好みの店を選ぶことができる。気軽にテイクアウトできるワインやコロッケ、かまぼこなどを扱う店も紹介した。
丸森代表理事は「あるテレビ番組の温泉地ランキングで赤湯温泉が、全国的に有名な湯布院(大分県)などを抑えて上位入りした。温泉街全体の魅力があって呼損も結果だと思う」と語る。
5千部を作成し、各旅館や市内の公共施設などに置いた。ふるさと納税返礼品の宿泊利用券にも同封しているという。リーフレットにQRコードも載せ、各店舗の最新情報を入手できるようにした。問い合わせは同組合0238(43)3114。
2025年2月26日山形新聞より