国際宇宙ステーションにコールサインを発する玉橋博幸代表(S48卒)と見守る生徒たち=米沢市・米沢五中 米沢市の米沢五中(田畑広志校長)の生徒が28日、アマチュア無線で国際宇宙ステーション(ISS)との交信に挑戦した。宇宙飛行士と音声はつながったものの、同校だと示す「コールサイン」がISS側で確認できず、交信成功とはならなかった。
米航空宇宙局(NASA)の教育プログラムの一環で、1~3年生の計15人が参加。同校が米沢一中と統合し本年度で閉校することが米沢アマチュア無線クラブの有志でつくる米沢スクールコンタクト実行委員会(玉橋博幸代表・S48卒)が企画した。
ISSが上空を通過するタイミングに合わせ玉橋代表が無線でコールサインを発した。アメリカ人宇宙飛行士のドナルド・ペティットさんから応答があったものの、同校のコールサインが認識されなかった。同校は閉校記念局として新たなコールサインを取得したが、ISSが正しく認識できていなかったとみられる。
2年小川燎さん(14)は「英語を家でも練習したので悔しい。再挑戦したい」。玉橋代表は「リベンジできるよう努力する」と話した。
2025年3月29日山形新聞より