茂木晶町長と記念撮影する「川西まちなかテラス」に愛称「まちりあ」命名者の遠藤宏子さん(S53卒)=川西町役場

川西町が旧町役場跡地に建設中の地域振興拠点施設「川西まちなかテラス」の愛称が「まちりあ」に決まった。命名者の同町東大塚、非常勤講師遠藤宏子さん(65・S53卒)の表彰式が14日、町役場で行われた。

遠藤さんは「まちりあ」の意味について、川西町の「まち」と、町民に広く愛され、個性的な輝きを放つ町の花「ダリア」の「りあ」を組み合わせたと説明した。「りあ」には「リアル」の意味もあるとし、町民一人一人が対面して向き合い、絆を強めてほしいとの思いを込めた。愛称公募には町内外から84件の応募があり、町が先月27日に選考委員会を開いて決めた。

表彰式では、遠藤さんが「家族みんなで考えた愛称。町内外から多くの人が集まり、お茶を飲んだり、新聞を読んだりする施設になると良い」とあいさつ。茂木晶町長は賞品として町内で使える商品券を手渡し「町の地域づくり、人づくり、にぎわいづくりの拠点になる。何十年後も皆さんが集える拠点にできるよう有効利用する」と語った。

「まちりあ」はイベントで使える交流スペースを中心に、ホール、観光案内スペース、多目的室、調理室などを備える計画。2026年度オープンを目指し、建設工事が進んでいる。

2025年4月16日山形新聞より