DMOの登録証を受け取る宮嶋浩聡社長(H15卒)=山形市・山形運輸支局 観光まちづくり会社のプラットヨネザワ(米沢市、宮嶋浩聡社長・H15卒)が観光庁の観光地域づくり法人(登録DMO)となり、登録証交付式が21日、山形市の国土交通省山形運輸支局で行われた。インバウンド(訪日客)拡大へ、観光データ分析や誘客プロモーションを展開する。
登録DMOは観光地域づくりに関する関係者の合意形成、データに基づく明確な戦略策定など5要件を満たすと登録され、補助金や助言など国の支援を受けやすくなる。本県では6団体目で、登録は先月25日付。
同社は宿泊客データを活用したマーケティングや、米沢市の観光資源の魅力向上などに取り組む。6月には台湾の旅行代理店30社から旅行メニューの需要を聞き取る場を設け、誘客拡大につなげる考え。
交付式で平川清彦支局長が宮島社長に登録証を手渡した。宮嶋社長は銀山温泉(尾花沢市)や蔵王温泉(山形市)から置賜地域への周遊を課題として挙げ、「川中島合戦の武将体験など、素材はたくさんある。登録を追い風に、熱量を持って行動につなげたい」と語った。
2025年4月22日山形新聞より