作品の構図や色彩の工夫などについて解説する沖津達也さん(H6卒)=山形市・山形美術館 第24回日展山形会展(主催=山形新聞、山形放送、日展山形会)のギャラリートークが7日、山形市の山形美術館で開かれた。洋画部門の沖津達也さん(49・H6卒)=米沢市、日展会友=が出品した作家それぞれの特徴や、構図や色彩の工夫について解説した。
洋画部門には6人の作家が風景画、静物が、人物が計22点を出品した。沖津さんは作家ごとに作品を示しながら特色を紹介。「雪景色は寒色のイメージがあるが、暖色を交えた豊かな色彩で、春を待つ人々の希望を表している」「5対3の黄金分割のポイントに道のカーブを置いたことで、奥行感を見事に表現した」「グレーの色彩の中に色鮮やかなミモザの黄色が入ることで、モチーフの中心性が保たれている」などと、作品に込めた思いや表現方法を説明した。
同展は15日まで、ギャラリートークは8日午前11時(書)と午後2時(工芸美術)、14日午前11時(洋画)と午後2時(書)、15日正午(工芸美術)に行われる。
2025年6月8日山形新聞より