「夜光反射材着用促進パートナー指定書」を受け取る米沢ヤクルト販売佐藤大介社長(H8卒)=米沢警察署 夜光反射材の着用促進につなげようと、米沢警察署(佐藤守署長)は26日、米沢ヤクルト販売(佐藤大介社長・H8卒)にパートナー指定書を交付した。配達や販売を行う「ヤクルトレディ」が各家庭に反射材を配布し着用率の向上を目指す。
同署は米沢地区交通安全協会と同地区安全運転管理者連絡協議会の協力を得て、市マスコットキャラクター「かねたん」をあしらった夜光反射材付きリストバンドを製作し、同社に300本を託した。同署によると、県内で今年発生した死亡事故6件のうち、3件が夜間に起きており、いずれも夜光反射材を着用していなかったという。
同署で交付式が行われ、佐藤署長は高齢の歩行者が夜間に事故に巻き込まれるケースが多いとし、「幅広い販売網と地域での信頼を生かし、協力してほしい」と述べた。佐藤社長は「反射材を渡す際に口頭でも呼びかけ、安全な地域づくりに貢献したい」と話した。
同社は市と連携し、70歳以上の1人暮らしの家庭を週1回訪れ、異変がないか確認する「愛の一声事業」を行っている。今回受け取った反射材は、10月の活動時に配布する予定。
2025年10月1日山形新聞より




