宣誓式で看護の道を歩む決意を新たにする学生たち=米沢市・三友堂看護専門学校

三友堂看護専門学校(米沢市、仁科盛之校長・S41卒)の宣誓式が9月30日、同校で行われた。本格的な実習を前に、第43期の2年生22人が看護の道を歩む決意を新たにした。衛生面やジェンダーフリー、機能性の観点から、看護現場でナースキャップをかぶらなくなったため、本年度から戴帽式を宣誓式に改めた。

保護者や1、3年生が見守り、厳かな雰囲気の中、学生は一人ずつ登壇し、「うそ偽りなく真摯な心をもって看護に励む」「信頼され安心感を与える看護師を目指す」などと誓いの言葉を述べた。引き続き、ナイチンゲールの燭台から手元のろうそくに火をともし、全員で「支えてくれた人への感謝を忘れず、互いに協力して看護の道を歩む」と宣誓した。

仁科校長は「困難に遭遇し、悩み苦しむときがあるだろうが、今日の感激と誓いの言葉を思い出し克服してほしい」と激励。新たな出発を祝い、三友堂病院の先輩から花束が贈られた。

学生は今後、病院や福祉施設で領域別実習に臨む。五十嵐駿斗さん(20)は「式を経験し、宣誓通りの看護師になりたいという意識が高まった」と意気込みを語った。

2025年10月5日山形新聞より