土屋宏館長(後列右)から冊子を受け取った児童=米沢市東部小 米沢市出身の民法学者・我妻栄(1897~1973年)を顕彰する「我妻栄記念館」(同市、土屋宏館長・S52卒)は8日、同市の東部小(菊地泰志校長・S59卒)5年生86人に我妻栄の功績を紹介する冊子を贈った。市内全14校の538人に贈呈する。
冊子は同館を運営する米沢有為会(五雲寺卓会長・S43卒)が2012年に開館20周年を記念して製作し、タイトルは「故郷を愛した民法学者我妻栄先生」。我妻が米沢で過ごした幼少期や、民法学者として築いた功績を紹介している。郷土の偉人を広く知ってもらおうと、19年から毎年、市内の小学校5年生全員に贈っている。
贈呈式が東部小で行われ、土屋館長が「夢を見つけて努力し、社会に貢献する人材に成長してほしい」とあいさつ。冊子を児童に手渡した。須貝紅煌さん(11)は「我妻先生のように一つのことに向かって頑張りたい」、金直太朗さん(11)は「立派な生き方に学び、自分も夢を諦めずに進みたい」と話した。
2025年10月16日山形新聞より




