アスリートの社会貢献顕彰・白鵬さんと12月授賞式
池田めぐみさん(H10卒)=2025年9月19日山形新聞より 日本財団がアスリートによる社会貢献活動を顕彰する「ヒーローズ・アワード2025」に、南陽市出身で、アテネと北京の両五輪フェンシング・エペ日本代表の池田めぐみさん(46・H10卒)=同市在住=を選んだと27日、発表した。大相撲の元横綱・白鵬翔さんも選ばれ、授賞式は12月、東京都内で行う予定。池田さんは「これまでの活動が認められてうれしい」と語った。
日本財団がスポーツやアスリートの力を活用して社会貢献活動を推進するプロジェクト。アスリートと共に社会課題解決の輪を広げていくことを目的に、2017年に始まった。アスリートやスポーツによる社会貢献活動の模範として表彰し、これまでサッカー選手の本田圭佑さんやプロボクシングの那須川天心さんらが選ばれている。
池田さんはアテネ、北京の両夏季五輪に2大会連続で出場。11年に現役引退を表明した。その後、郷里でこれまでの経験を生かし、講演活動や後進の指導、フェンシング競技やスポーツ全般の普及にも取り組んでいる。22年度からは「アスリートの力を山形のチカラに。アスリートが挑む地域活性」をテーマに活動を展開している。
同財団は講演やイベントを通して、農業や競技経験から得た産後のケア、心身を整える方法を普及させ、誰もが健康に生きることができる地域の実現を目指した取り組みとして評価した。池田さんは「これがゴールではないので、まだまだ活動を続ける。スポーツを通して、地域を豊かにしていきたい」と語った。
2025年10月28日山形新聞より




