教員相談にも対応
米沢市で不登校児のサポートや青少年自立支援を担う認定NPO法人With優(白石祥和代表・H12卒)と、米沢鶴城高定時制(吉田武史校長、71人)が20日、生徒の就労支援に関する協定を結んだ。同団体が在学中や卒業後の生徒の就労を支援し、教員からの相談にも対応する。
定時制生徒の就労支援に関する協定を結んだWith優の白石祥和代表(左・H12卒)と米沢鶴城高の吉田武史校長=米沢市・同校 社会構造が複雑化し、少子化となっているのに不登校や引きこもりに悩む青少年は逆に増えている。With優は設立20年目を迎え、多くの青少年の自立や就労をサポートしている。ただ、要支援者がすでに孤立状態になってから関わることも多く、支援の難しさを感じていた。
時代の変化とともに、定時性は役割が「働きながら学ぶ場」から、「不登校経験者や学習に自信のない生徒、集団に入りづらい生徒が学ぶ場」に変わったと吉田校長は説明する。生徒に多様な挑戦を促すために、卒業後社会に出てつまづいた時、誰かが寄り添って支える仕組みをつくる必要があるとの認識を双方が持っていた。
そこで、在学中から双方が関わりを持って関係性を構築しようと、協定を結ぶことにした。具体的には、同団体が生徒の就労や就労トレーニングをサポート。支援ノウハウを生かし、教員15人だけでは補えない部分をバックアップする。
同校で締結式を行い、白石代表と吉田校長が協定書に署名、調印した。白石代表は「失敗に寄り添う人がいれば生徒は希望を持って社会に巣立てる。われわれのノウハウを生かし、先生方が元気になる支援体制を築きたい」と語った。
鶴城高定時制は本年度、旧米沢商業高校舎に移って夜間から昼間に転換し、進学者が増加傾向にある。吉田校長は「生徒の未来を育むネットワークを構築でき非常に心強い。協定が生徒の可能性を広げ、豊かな未来を切り開く契機になると願う」とあいさつした。
2026年5月21日山形新聞より




