日西文化協・講談、関連飲食品販売も
日本とスペインの交流を進める支倉常長日西文化協会(米沢市、九里広志理事長・S40卒)は25、26日の両日、同市のよねざわ市民ギャラリーで支倉常長(1571~1622年)の足跡をたどるパネル展を開く。常長の功績や同協会の文化交流の歩みを紹介するほか、講談も披露される。常長にちなんだ飲食品も販売する。
支倉常長の足跡をたどるパネル展のポスターを持ち、イベントをPRする支倉常長日西文化協会の九里広志理事長(左・S40卒)と福崎真知子副理事長(S43卒)=米沢市 常長は米沢市関地区生まれといわれる。仙台藩主・伊達政宗の命を受け1615年、慶長遣欧使節団を率いてローマとスペインを訪れ、ローマ教皇やスペイン国王に謁見した。出自や晩年に関する資料が少なく、謎に包まれた部分がある。
政宗は1611年に起きた慶長三陸地震を受け、国際交易による復興を目指して常長を欧州に派遣。2011年に発生した東日本大震災からの復興途上にある今の東北地方と重なる。
協会は日西両国の交流促進に尽力。設立前の準備段階だった14年には、スペインを訪れて米沢市長の親書を現地市長に届けた。より多くの人に常長の足跡に触れ、理解を深めてもらおうと、パネル展を企画した。
パネルは10枚以上を用意し、常長の足跡と人物像を解説。同協会の交流事業も知らせる。日本講談協会元会長の神田紫さんによる講談「ヨーロッパに渡ったサムライ支倉常長」は午後1時半と午後3時の2回。講談ワークショップもある。
「常長のあるある!」ショップと題し、関連商品を販売する。スペインを訪れた常長をイメージした力強く優しい味わいの「支倉珈琲」や米沢牛骨スープ入り「支倉カルパス」、常長が持ち帰ったバラの油絵にちなみ村山市産バラの「薔薇キャンディー」を用意する。
九里理事長は「世界と交流した人の歴史をひもとくと困難を乗り越える知恵が付く。知らない歴史をのぞきに来てほしい」と語る。入場無料。時間は25日が午前10時~午後5時。26日が午前10時~午後4時。問い合わせは福崎真知子副理事長090(4631)3863。
2026年7月21日山形新聞より




