衣装代など負担削減、参加者募る
今年9月に開かれる南陽市の「赤湯温泉ふるさとまつり」で、稚児行列が7年ぶりに復活する。新型コロナウイルス禍で休止となっていたが、来年迎える第50回の記念祭を前に、機運を高める狙いがある。関係者は、華やかな衣装で元気に練り歩く子どもたちの姿で活気を吹き込み、半世紀にわたる祭りを次世代につなぐ象徴としたい考えだ。
華やかな衣装で練り歩く稚児行列。今年、7年ぶりに復活する=2013年、南陽市 今年は9月12、13日の両日に赤湯の目抜き通りで開催される。熱気ある「みこし渡御」、迫力十分の幕の引き合いが見られる若者獅子の巡回、暴れ獅子太鼓の演奏などが繰り広げられる。稚児行列は無病息災や健やかな成長への願いを込めて行われてきたが、コロナ禍や熱中症予防の観点から、2019年の第42回を最後に実施されていない。
副実行委員長で第50回記念事業推進室長を務める菅原昭さん(67・S53卒)は「稚児行列は、祭りの象徴的な催しだった。少子高齢化でにぎわいが薄れる中、復活によりコロナ禍前の活気を取り戻し、第50回に向けて弾みをつけたい」と語る。
休止の要因は、衣装代や保護者の付き添いなどの負担も大きかったようだ。今回は衣装のリース代を実行委が全額負担する。装束は重層構造のため、暑さ対策として、歩く距離を従来の約2キロから約200メートルに短縮。行列に付き添う保護者の負担軽減にもつなげる。
稚児行列は12日午後1時半ごろに始まり、えくぼプラザ付近で展開される。参加する市内外の小学1~4年生の男女20人程度を募集している。参加無料で、応募締め切りは今月25日。申し込み、問い合わせは赤湯公民館0238(43)3466。
2026年8月6日山形新聞より




