訓練開始式で握手を交わす陸上総隊司令官の遠藤充陸将(S62卒・中央)=埼玉県・朝霞駐屯地

陸上自衛隊と米軍、オーストラリア陸軍による共同指揮所演習の訓練開始式が2日、埼玉県の朝霞駐屯地で行われ、先月、陸上総隊司令官に就任した遠藤充陸将(57・S62卒)=米沢市出身=が、演習部隊長として登壇した。

総合訓練が3日から始まるのを前に行われ、各指揮官が訓示。遠藤陸将は日本を取り巻く安全保障環境が戦後、最も厳しく、複雑な状況にあるとし「共同による陸上作戦能力の実効性を高めることを重視する。国籍や組織の違いを超え、知識や経験を共有してより強固な信頼関係を醸成してほしい」と述べた。

終了後の記者会見では、ドローンや人工知能(AI)といった最新技術による現代戦への対応を問われた。遠藤陸将は「新たな複数の領域を横断したオペレーションの連携を確認する。無人機や衛星などの情報を共有し、サイバーや電磁波の影響も踏まえ、迅速な意思決定、指揮の要領を確認する」と答えた。

日米共同演習は本年度で46回目、オーストラリアの参加は4回目。本年度は朝霞のほか北海道や熊本などの駐屯地、施設で陸上自衛隊約5200人を含め。3カ国で約6600人が参加する。

2026年9月3日山形新聞より