石原栞里さん(米沢興譲館高2年) 意識変え、試合重ね成長
新星が現れた。フェンシング女子個人エペでインターハイ初出場の石原栞里(米沢興譲館)が3位に食い込んだ。前評判こそ高くなかったが「試合をしながら成長した」と高田和典監督。積極的に前に出て左手の剣で突き、トーナメントを勝ち進んだ2年生は「自分が一番驚いている」と興奮気味に語った。
レベルの高い相手との試合を想定し、距離を取りカウンターを狙う戦いを練習してきた。予選リーグは2勝2敗で通過したが内容が良くなかった。「間合いを詰めないとポイントを取れない」と意識を変えた。これが奏功した。
遠い間合いの攻防を交えながら、機を見て懐に飛び込む。準々決勝は中盤の連続得点で波に乗り、敗れた準決勝も途中まで競り合った。事前に相手の実績などの情報は耳に入れず「大会を楽しもうと思い、緊張はなかった」。自然体も好結果につながった。
中学ではソフトテニスに取り組み、高校の体験入部で「雰囲気が良い」とフェンシングの世界に飛び込んだ。「相手の足を突く攻めや攻撃を誘う動きなど、教わったことができるようになりたい」。自ら次々に挙げた課題は伸びしろの大きさの裏返しだ。
2025年8月7日山形新聞より





