巧い話には乗らないで・長井線車内に防犯広告

山形鉄道と長井警察署が作成した特殊詐欺被害防止などの啓発チラシ。
フラワー長井線の車内広告として掲示が始まった =白鷹町

 フラワー長井線の利用客に防犯意識を高めてもらおうと、運営する山形鉄道(長井市、中井晃社長・S48卒)と長井警察署(保科智署長)が連携して特殊詐欺被害防止などの啓発チラシを作成し、長井線の車内広告として23日に掲示を開始した。

 同社によると、犯罪被害防止のため共同でチラシを作り掲示する取り組みは初めて。チラシは4種類あり、サイズはB3判。宮内駅(南陽市)のウサギ駅長「もっちぃ」や警察官のイラストとともに、戸締りや自転車の鍵掛け、「長井線に乗っても巧い話には乗りません」などのワードを記した。現在使用している4両に4枚ずつ、来年3月まで掲示する。

 この日は白鷹町の車両基地で開始式が行われた。保科署長は「特殊詐欺や住宅侵入窃盗は依然として多く発生し、住民一人一人に防犯意識を浸透させることが重要だ。多くの人が利用する長井線で注意喚起できればと思った」、中井社長は「車内広告を見た高校生が家庭で被害防止を話題にしてほしい。若者が呼び掛ければ、特に高齢者はより気に留めてもらえるのではないか」とそれぞれ話した。

2021年8月24日山形新聞より