藍鮮やか貴重な夜着・江戸から大正の収集品・長井で企画展

安部義彦さんが収集し、古くは江戸時代後期の貴重な夜着が並んだ企画展
=長井市・ギャラリー停車場

長井史編さん委員などを務める安部義彦さん(82・S32卒)=同市横町=の企画展「昔の夜着と藍染め展」が市内のギャラリー停車場(旧長井小第一校舎)で開かれている。安部さんが収集した江戸時代後期から明治・大正時代までの貴重な夜着(布団)を紹介している17日まで。

古い夜着は、土地の豪農や大地主など裕福な家で来客用として用いられたとされる.生地は藍で染められており、防虫効果の実用面と、家紋や松竹梅などを描いたデザイン性を両立させている。しっかりとした綿は重いもので20キロほどになる。安部さんが約30年前から長井市内を中心に収集した。

会場にはコレクション50点のうち、20点を厳選して展示。保存状態は驚くほど良く、藍染めの文様が色鮮やかだ。ほかに筆枕や布団に入れて足を温めるあんかなども紹介しており、来場者珍しい品々をじっくり鑑賞していた。

市内の残る古文書には大阪の商人から木綿や夜着、布団類を大量に購入していた記録があるという。安部さんは「最上川舟運で長井に運ばれたもの。収納や管理が大変だが、大切に保管していきたい」と話していた。

2021年10月9日山形新聞より