地域振興を目的としたデータの収集や活用について学ぶ生徒ら=米沢市・米沢興譲館高

米沢市の米沢興譲館高(曽根伸之校長)で先月31日、データ活用に関する授業が行われ、同市の観光まちづくり会社プラットヨネザワの担当者が、データの収集方法や地域振興への生かし方について助言した。

観光にデータを活用するプラットヨネザワの小田航平さん(H21卒)と小俣伸二さんが講師を務めた。同校は2年生全員が課題研究に取り組み、このうちデータを使って地域振興を考える28人が受講した。小田さんらは、国や自治体などが公開し、自由に利用できる情報の収集や、実際の活用法を紹介した。

生徒らは観光振興、高齢化への対応など個別のテーマを設定し、データを活用しながら探求を進める。長谷部遼さん(16)は「米沢の特産物を使った商品開発に取り組みたい。ニーズ把握のためにデータを活用していきたい」と話した。

2023年6月8日山形新聞より