パトランナーが交流を深め、防犯意識を新たにした東北サミット=山形市市民活動センター

市民ランナーがランニングを楽しみながら地域をパトロールする「パトラン山形」(佐々木謙介代表・H3卒)の結成5周年を記念した東北サミットが18日、山形市市民活動センター(霞城セントラル内)で開かれ、パトランナーが交流を深めて防犯意識を新たにした。

パトラン山形は2018年に東北で初めて発足し、県内14市町で100人以上が活動する。22年は活動回数や時間、報告回数の各部門順位をポイント化する、都道府県ランキングで総合1位となった。

サミットは県内外から約30人が出席。佐々木代表が「子どもや女性、お年寄りが安心して暮らせる地域のため活動してきた。日本、山形でパトランを文化にしたい」とあいさつした。全国組織のパトランJAPANの立花祐平代表や県内各地域のパトランナーが活動報告を行い、取り組みのさらなる普及を誓った。

パトランは「パトロールランニング」の略で、NPO法人改革プロジェクト(福岡県)が13年に開始。7月現在、44都道府県で計約3千人が活動している。公式の赤いTシャツを身に付け、走りながらパトロールのほかごみ拾いや街頭切れの確認もしている。

2023年11月19日山形新聞より