聖火ランナーの経験などを語る佐々木謙介さん(H3卒)
=高畠町屋代小

東京五輪聖火リレー走者として高畠町を駆け抜けた公務員の佐々木謙介さん(48・H3卒)=同町安久津=が2日、同町の屋代小(須藤明校長、221人)を訪問した。全校生徒に向けて、聖火ランナーとして走った経験を語ったほか、以前ごみ拾いに協力したくれた同校の児童に感謝の言葉を述べた。

佐々木さんはランニングを楽しみながら地域をパトロールする「パトラン山形」の代表としても活動している。昨年10月に佐々木さんが同町でごみ拾いをしていた際、片桐優花さん(13)=現在は高畠中1年生、同小6年麗花さん(11)、5年愛花さん(11)の3姉妹とそのいとこの4年虎冴君(10)が手伝ってくれたという。佐々木さんは在学中の3人に感謝を伝えるとともに、聖火ランナーとしての自身の体験を児童に伝えようと来校した。

同校体育館で講話が行われ、佐々木さんは聖火ランナーを務めた際、人々の希望を願って走ったことなどを紹介。何か一つのことを頑張ってほしいと児童に語り掛けた。ごみ拾いに協力した3人に対しては「君たちは立派なパトランナーです」とたたえていた。

2021年11月10日山形新聞より