県や酒造関係者・アジア最大級展示会に初参加
県内酒造の多くが日本酒を輸出する香港で、さらに販路拡大を目指そうと、県や酒造関係者が今月上旬、香港で開かれたアジア最大級の酒類展示会に初参加した。香港は今後の経済拡大が見込める市場。展示会の中でセミナーなども開催し、県産日本酒を売り込んだ
本県のブースに多くの人が訪れた香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア=香港 本県の48酒蔵のうち、30以上の酒蔵が香港に輸出している。中華料理との組み合わせなど、新しい飲み方を提案しようと、今月6~8日に開かれた展示会「香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア」に出展した。
香港貿易発展局が主催し、ワインだけでなくウイスキー、リキュール、日本酒をはじめとするアルコール飲料全般と、つまみやワイングラスなど幅広い商品が対象。今年は20を超える国と地域から620超の出展者が集まり、3日間でバイヤーなど8200人以上が訪れた。本県のブースには7酒蔵が参加。酒蔵、酒米農家、県関係者が本県産の日本酒をPRした。
8日は会場の一角で県酒造組合の小関敏彦特別顧問(S49卒)らによるセミナーを開催。同じ酒米を使っていても、味が異なることを飲み比べてもらいながら解説した。酒米「雪女神」などを栽培する高畠町酒米研究会の志賀良弘会長は、種まき、育苗、田植え、収穫など酒米作りの工程をスライドで紹介した。志賀会長は「酒米は酒になってから真価を発揮する。日本酒人気の高さを目の当たりにした」と述べた。会場には若い人も多く、伸びしろを感じたという。
展示会のほかに、現地中華料理店でのレストラン関係者へのプロモーションを展開した。小関特別顧問は「香港は今後の景気回復が期待できる。新しい飲み方を紹介していきたい」としている。
2025年11月13日山形新聞より




