県外の5人が本県の日本酒造りの神髄を学んだ日本一美酒県山形伝道師の育成研修=山形市・県酒造会館

「日本一美酒県山形伝道師」育成研修

本県の日本酒造りに造詣を深め、県産酒の魅力を広く発信してもらう「日本一美酒県山形伝道師」の育成研修が18~20日の3日間、県内各地で繰り広げられ、酒類を専門とするジャーナリストやプロデューサー、飲食店主など県外の5人が本県の酒造りの神髄に触れた。最終日の20日は山形市の県酒造会館で総まとめの講義が開かれ、「うまい酒」ができる背景を示すとともに修了証を交付した。

県の事業で、県酒造組合が受託して運営した。5人は18、19の両日、千代寿虎屋(寒河江市)月山酒造(同)加藤嘉八郎酒造(鶴岡市)で、酒造りの現場を見学し、県産酒に合う料理の研究にも臨んだ。

最終講義では、同組合の小関敏彦特別顧問(S49卒)が県産酒の奥深さを説いた。参加者は他県に比べ、酒造好適米の使用割合と、高品質な特定名称酒の醸造割合が高いことが「日本一美酒県山形」の礎になっていることを学んだ。各蔵の醸造技術者が切磋琢磨して研さんしている県研鑽会、本県酒造業界の販売戦略にも理解を深めた。

全日程を終えた後、同組合の佐藤一良副会長から修了証を受け取った。東京の飲食関係PR会社社長で酒ライターの滝口智子さん(49)=天童市出身=は「山形の酒蔵はそれぞれ魅力があり、おいしい酒が雪に育まれると実感した」と3日間を振り返った。

同事業は昨年度から始まり、伝道師は計10人になった。県は機会を捉え、県産酒の魅力を広くPRしてもらうことを期待している。

2024年3月21日山形新聞より