大滝則忠さん(S38卒)が国立国会図書館の仕組みなどについて語った講演会=白鷹町中央公民館

川西町出身で元国立国会図書館長の大滝則忠さん(77・S38卒)=東京都=の講演会が21日、白鷹町中央公民館で開かれた。大滝さんは「図書館利用で未来を拓く!」と題して、自らの足跡や同図書館の仕組み、図書館の活用法などについて語った。

大滝さんは米沢興譲館高から東京教育大(現筑波大)に進学。1968(昭和43)年に同図書館の職員となり、2004年に退職した。東京農大教授を務めた後、12年から4年間、同図書館の第15台館長を務めた。

講演では、発禁図書の目録編さんをライフワークにしていることや、年間2千平方メートルの書庫スペース分の国内出版物が同図書館に納本されることなどを紹介。大滝さんは「図書館は利用者の様々なニーズに応えられる施設。オンラインからでも使えるので、大いに活用していただきたい」と呼び掛けた。

講演会は、白鷹町立図書館が「読書活動推進講演会」として開催。約30人が聴講した。

2022年8月23日山形新聞より