米沢興譲館同窓会有志らが校歌や応援歌の動画を制作した、画像クリックでYoutubeへ。

米沢市の米沢興譲館高同窓会(小嶋弥左衛門会長)有志は、同校吹奏楽研究クラブなどと連携し、同校の校歌と応援歌の歌詞付き動画を制作した。同校は長い歴史を誇るが、校歌、応援歌の「公式動画」の制作は初めて。動画投稿サイトのユーチューブで見ることができる。

同窓会有志制作・生徒が演奏、合唱

同行は米沢藩4代藩主上杉綱憲が解説し、9代藩主鷹山が再興した藩校「興譲館」を前身とする。歴史を物語るように、17曲の校歌や応援歌が受け継がれてきた。これまでは正確な音程が分かる楽器演奏付きの動画はなく、同窓会有志が「長い歴史にふさわしい、しっかりとした動画を作ろう」と発案した。

動画にしたのは、校歌に加え、運動部の応援などで披露する「凱歌」「栄光への道」。同窓会有志が資金を出し合い、吹奏楽研究クラブの現2、3年生が楽器演奏、合唱を担当した。撮影・編集はIT企業のデジコンキューブ(山形市)が手がけ、3月末に同校で音源の収録が行われた。背景映像は、卒業アルバムなど同校所有の写真から、歌詞に合わせて選んだ。制作費は約20万円。

制作を提案した山形座瀧波(南陽市)社長の南浩史さん(S57卒)は同校の元応援団副団長。南さんは「世に尽くさなくてはいけない」など校歌や応援歌に込められた教えが、人生の岐路で指針になったとし「動画を見ながら、世界中の卒業生が歌い継いでいってほしい」と話している。

2024年6月8日山形新聞より
栄光への道
凱歌
校歌