洋画部門の作品を解説する沖津信也さん(S41卒)=山形市・山形美術館

第23回日展山形会展(主催・山形新聞、山形放送、日展山形会)のギャラリートークが8日、山形市の山形美術館で開かれた。洋画部門で、沖津信也さん(76・S41卒)=米沢市・日展会友=が出品作家8人の特徴に加え、作品の構図や技法、優れた点を解説した。

出品作は25点で、風景や、静物、人物を写実的に描いた作品が多い。沖津さんは一作品ずつ紹介しながら、「見せたい山並みをがっちり描いている」「鋭い観察眼で花や葉の質感の違いを表現している」「地球儀を描き込み、世界平和を表現した」などと説明。作品には過去の思い出も未来の希望も盛り込めるとし「キャンバスには無限の時間を表現できる」と絵画の魅力を語った。

約50人が参加した。ギャラリートークは、今日9日は午前11時(書)と午後2時(工芸美術)に開かれる。15日は午前11時(洋画)と午後2時(書)、16日は午前11時(工芸美術)を予定している。

2024年6月9日山形新聞より