展示作一つ一つに触れ、作者の思いや絵を描くポイントなどを紹介した=山形市・山形美術館

第22回日展山形会展(主催・山形新聞、山形放送、日展山形会)の第1回ギャラリートークが20日、山形市の山形美術館で行われた。洋画部門に出品している沖津信也さん=米沢市、日展会友・S41卒=が同部門の作品一つ一つを示し、作者の思いや絵を描くポイントなどを紹介した。

同部門には県内の風景画や静物画など6人の19点を展示。沖津さんは自身の風景画について、「光をどう捉えるかが永久の課題。北国の雪には温かみがあるので、暗くならないようにピンクや紫色を入れている」と説明した。

また、「上か下から5対3、右か左から5対3の場所にポイントを持ってくると絵が落ち着く」と描くコツを伝授。「どの作家もありとあらゆるものを試しながら自分の表現を追求している」と語った。

同展は28日まで。ギャラリートークは21日午前11時(書)と午後2時(工芸美術)、27日午前11時(洋画)と午後2時(書)、28日午前11時(工芸美術)に行う。

2023年5月21日山形新聞より