4企業・団体を顕彰した贈呈式=山形市・山形グランドホテル

きらやか銀行産業振興基金(理事長・川越浩司きらやか銀行頭取)の第35回きらやか産業賞と第28回ベンチャービジネス奨励賞の贈呈式が18日、山形市の山形グランドホテルで行われ、県内の4企業・団体に表彰状と助成金が贈られた。

技術や経営の革新、国際化や教育訓練などで実績を上げている県内中小企業・団体を顕彰する産業賞には三友堂病院(米沢市、仁科盛之理事長・S41卒)、鶴岡市に工場を置く丸善食品工業(東京、竹本博則社長)を選出。新技術や新製品の研究開発で将来性がある中小企業などを対象にした奨励賞にはDMC天童温泉(天童市、山口敦史社長)、湯野浜100年(鶴岡市、五十嵐浩社長)を選んだ。

式では川越理事長が症状などを手渡し、受賞者が抱負などを語った。米沢市立病院と連携した病院設備などが評価された三友堂病院の仁科理事長は「民間と自治体が一緒になって質の高い医療を提供できるよう、今後も地域のために努力したい」とあいさつ。庄内の養豚業者から仕入れた豚の骨などを使って業務用調味料などを製造する丸善食品工業の竹本社長は「使用後の骨などは乾燥して肥料にしている。もっと地域に貢献したい」などと語った。山口社長、五十嵐社長もそれぞれ、新型コロナウイルス禍からの観光地の復活に向けた取り組みなどを紹介した。

本年度を含めた贈呈先は産業賞が125、奨励賞が78となった。

2024年3月19日山形新聞より