JR南米沢駅前 歴史紹介、織機の展示も

米沢織物工業協同組合(理事長・安部吉弘安部吉社長・S57卒)の米沢織物直売所「おりじん」が今月、米沢市本町1丁目のJR南米沢駅前にある新店舗でオープンした。米織会館の閉鎖に伴う移転で、米織製品の小物を販売し、米織の歴史や魅力を伝える展示もある。今月19日までオープン記念祭を開催している。

新築オープンした米沢織物直売所「おりじん」の外観

かつて入居していた市内の米織会館が売却されたことに伴い、おりじんは昨年11月に一時閉店した。同組合や米沢織物工業組合、米沢繊維協議会の事務所が移転した南米沢駅前の貸しテナント内で新店舗の準備を進め、今月3日にオープンした。スペースは旧店舗の約3分の1になったが、陳列棚や展示方法を工夫し、アイテム数は遜色なくそろえた。

直売所には織元7社が商品を出品している。名刺入れやカード入れ、ポーチ、トートバック、ネクタイ、ストール、コースター、巾着袋など定番品に加え、ネックレスとかんざしも並ぶ。生地(10センチ300円)や生地の端切れ(1枚50円から)も販売している。巻物や呉服は扱わない。

米織の伝統を紹介する資料館機能も備え、米織の製作工程や紅花の歴史、紅餅の作り方を紹介するパネルを展示している。日本古来の織機で、床に座って使う腰機(いざりばた・居座機)も置いた。

旧店舗に引き続き木製の織機を置き、無料で制作を体験できる。セパレートタイプの着物も貸し出している。安部理事長は「売り場はこじんまりとしたが、商品は以前と変わらないラインアップ。ぜひ来店してほしい」と話す。

オープン記念として19日まで、店内全品を2割引で販売するほか、1500円以上の購入者にプレゼントもある。営業時間は午前9時半~午後4時半。駐車場は店の前と向かいに計数台分がある。問い合わせは0238(23)3525。

2026年4月10日山形新聞より