加藤太郎店長にステッカーを渡す白石祥和代表 =米沢市・丸玉輪店

不登校や引きこもりに悩む若者対象のフリースクールを運営している米沢市のNPO法人With優(白石祥和代表・H12卒)は、地域の事業所や個人による寄付で支えられている。20日、支援する事業所数が100に到達し、白石代表は引き続き地域一丸となって充実した若者のサポートを展開することを誓った。

不登校の子供を対象にしたフリースクールに対する公的な助成金がないことから、同法人は、備品購入やスタッフの人件費などに役立てようと、2016年から白石代表が市内を中心とする事業所や個人を訪問。1口1万円で協力を依頼してきた。同法人が展開する就労支援事業において若者の受け入れ先になるなど、地域ぐるみで若者を支えるつながりを生むきっかけにもなっている。

20日は、白石代表が100事業所目の支援者となった同市門東町1丁目の丸玉輪店(加藤太郎店長)を訪れ、「地域若者応援事業所」と書かれたプレートとステッカーを手渡した。加藤店長は「地域のために努力しているという話を耳にして、微力ながら協力させていただきたい」とあいさつした。白石代表は「多くの方の支援のおかげで活動できている。子どもたちが継続して学べる環境を守るため、これからも尽力していきたい」と話した。

2022年1月22日山形新聞より