台湾産パイナップルを受け取る小嶋弥左衛門米沢観光コンベンション協会会長(S42卒) =米沢市

置賜の観光協会、予約者に引き渡し

旅行客誘致を通し、台湾との交流を深めてきた置賜地方で、各市町の観光協会が中心となり、台湾産パイナップルを購入して生産者を応援しようという取り組みが行われている。15日、米沢市内で購入者に商品が引き渡された。

台湾産パイナップルを巡っては昨年3月、主な輸出先だった中国が輸入を停止。日本各地で購入によって支援をしようという動きが広がった。各市町の観光協会で造る置賜地域インバウンド促進会議など置賜の観光関係者も全農ライフサポート山形を通じ、昨年から購入している。

今回は昨年を上回る約2890個の予約があり、1個750円で販売。15日には受け渡し場所の小嶋総本店に予約した人が訪れ、パイナップルを受け取った。米沢観光コンベンション協会の小嶋弥左衛門会長は「これまでの縁に対する恩返し。食べることで応援したい」と話した。

2022年4月18日山形新聞より