上杉鷹山大河ドラマ「今こそ」・天然痘が流行、米沢の産業・文化の礎築く

米沢市の中心部にある「上杉鷹山公之像」 =同市丸の内1丁目

市民有志発案「なせばなる」の精神で

現代につながる米沢の産業と文化の礎を築いた米沢藩9代藩主、上杉鷹山(1751~1822)を主人公にしたNHK大河ドラマ化をすすめる会が米沢市で発足した。当時は天然痘が流行した時期でもあり、会は「現在と重なる今こそ、鷹山の治世を多くの人に知って欲しい」とアピールしている。

1767年に数え17歳で上杉家を継いだ高山は藩財政が窮乏を究める中、率先して藩政改革を実践、殖産興業を進めた。

市民有志が発案、5日に市内で発会式を開いた。元市教育委員の相田治孝会長(S41卒)は、米国のケネディ大統領が尊敬する日本人として鷹山を挙げたことを踏まえ、「国際的にも名声が高い。藩政改革で大きな成果を上げており、実現に向けて運動を展開したい」と話した。

同会には中川勝・米沢市長が名誉顧問、米沢商工会議所の増村力会頭(S50卒)と米沢観光コンベンション協会の小島弥左衛門会長(S42卒)が相談役に就いた。今後、広く会員を募集し、講演会なども開催、啓発運動を進める。また、鷹山にゆかりのある国内の他自治体にも働きかけ、機運を盛り上げていく考えだ。

米沢藩関係では、初代藩主上杉景勝の執政を務めた直江兼続を主人公にした大河ドラマ「天地人」が2009年に放送されている。この時も同市の民間団体が1990年代後半から推進運動を実施し、約10年かけて実現した。今回は、鷹山が詠んだ「なせばなる なさねばならぬ 何事も ならぬは人の なさぬなりけり」の精神で、「5年程度で実現させたい」と意気込んでいる。

2021年12月15日朝日新聞より
上杉鷹山公の大河ドラマ化をすすめる会の発足式 =米沢市の置賜総合文化センター