新生「加茂川」として初めて仕込んだ成果を味わった新酒お披露目会=白鷹町・道の駅白鷹ヤナ公園あゆ茶屋

白鷹町鮎貝の老舗「加茂川酒造」の経営悪化に伴い今年、醸造事業などを引き継いだ新会社「加茂川」(小島一晃社長・H16卒)による初の新酒お披露目会が1日、同町の道の駅白鷹ヤナ公園あゆ茶屋で開かれ、関係者が飲み比べを楽しんだ。

町や地元酒販店などから25人が出席し、小島社長(36)が「皆さんの支援に感謝している。将来は海外の要人を加茂川のお酒でもてなせるよう頑張りたい」とあいさつ。水の代わりに加茂川酒造の10年熟成酒を使った貴醸酒(きじょうしゅ)「加茂川」や、生■(きもと)造りの純米大吟醸「しらたか蔵人考(くろうどこう)」など、今年仕込んだ4銘柄について、新たに杜氏(とうじ)に就いた鈴木七十郎さん(51)=本名広貴=が特長を解説した。

新会社は酒類卸業「小島洋酒店」(米沢市、小島長五郎社長)が主な出資者となって設立。酒蔵の土地や建物、酒造免許、商標、従業員を引き継ぎ、今年4~6月に初めての酒造りを行った。町内の酒販店などで取り扱っている。

■=配の己が元

2022年10月2日山形新聞より