南陽市赤湯のたばこ店を活用した多世代交流スペース(通所型サービスB=住民主体の支援)で介護予防事業などを手がける「みんなの茶の間たばこやさん」(高橋規夫代表)が今月で設立5周年を迎え、記念の落語会が15日、同所で開かれた。

利用者約20人が参加し、エフエムNCV(米沢市)「おきたまGO!」のパーソナリティを務める社会人落語家の田舎家鯉志(いなかやこいし)さん(S59卒・石井宏幸さん)が出演した。

鯉志さんが相撲や「遺体と死体の違い」を題材にした小話を軽妙な語り口で披露すると、利用者は大笑い。医学用語が分からない和尚が知ったかぶりをする古典の「転失気(てんしき)」では、前のめりになって肩を揺らすほどで、楽しいひとときを過ごした。

2022年11月19日山形新聞より