伊藤浩志さん(S59卒)

県内の産業界、行政の代表者などでつくる県産業賞委員会(委員長・吉村美栄子知事)は1日、県庁で選考会を開いた。(中略)

県科学技術賞は山形大大学院有機材料システム研究科長の伊藤浩志氏(56・S59卒)=米沢市=に贈る。

両賞は県内で産業や科学技術の発展に貢献し、その功績が顕著な個人・団体に贈呈している。産業賞の受賞者は累計で108個人、69団体となった。科学技術賞は23人目。贈呈式は11月3日に山形市の文翔館で行われる。

功績と喜びの声

▽伊藤浩志氏=県内企業と山形大の連携を促進し、本県産業振興に多くの実績を残している。専門の高分子材料成形加工分野では企業との共同研究や学術指導を通じ、プラスチックのものづくりに対する研究開発力強化に貢献。教育と技術者育成にも尽力している。

周囲の支援に感謝

伊藤氏の話 大変名誉な賞をいただき光栄だ。私一個人の力でいただいたわけではなく、恩師や周囲の先生方のサポートに感謝したい。人材育成を含め、プラスチック産業に関わる企業と一緒に、県の産業に少しでも寄与できるよう、今後も尽力していきたい。

2022年9月2日山形新聞より