白鷹町荒砥甲、村岡仁さん(68・S48卒)の絵画展「もいちど、あの街へ。」が同町のフラワー長井線荒砥駅で開かれており、東南アジアやヨーロッパなど、海外旅行先で出会った風景を伝えている。

絵を描くのが好きで「漫画家になりたかった」という村岡さん。高校時代は美術部で油絵に親しみ、都内の広告会社に勤めた後、15年前に帰郷した。イラストレーターなどの仕事をしながら、スケッチブックを片手に海外旅行に行くことが趣味となっている。

会場には油彩や水彩など約20点。2020年まで約10年間の旅先が題材で、活気あふれるベトナムの市場や、城壁に囲まれたポルトガルの街並みなどが並び、人形、ミニカーといった土産品も飾っている。

村岡さんは「コロナ禍や円安で海外旅行に行きにくい状況が続いているが、せめて絵画で旅行気分を味わってほしい。絵に描いた土地を再び旅できる日を楽しみにしている。と話していた。

2022年12月16日山形新聞より