米沢市のJR米沢駅構内に参加型ディスプレー「四季いろどりの木」がお目見えした。米沢の良いところや印象をシールに記入し、樹木を模したディスプレーに張り付ける。米沢中央ロータリークラブ(RC、平山順一会長・H4卒)が手がけた。新型コロナウイルス禍を経て、多くの人が行き交う駅から、今まで以上に交流促進につなげる狙いだ。
誰でも何度でもOK 交流促進につなげる
いろどりの木は木製で、高さ約170センチ。同RCの熊坂美樹子地方奉仕委員長が勤務する、看板製作などを手がけるマルケイ工芸社(同市御廟3丁目)が作った。そばに置かれた箱にシール付きのおみくじが入っており、このシールにメッセージを書いて貼る。シールはサクラの花びらやイチョウの葉をモチーフに四季を表現。SDGs(持続可能な開発目標)を意識し、同社から出たカッティングシートの端材を利用した。
17日に同駅で除幕式を行った。いろどりの木には市内の小学6年生約660人が寄せたシールが貼られ、米沢の美しい自然やおいしい食べ物を紹介している。「伝統工芸品が多くあり、外国人にも楽しんでもらえそう」「みんなの自慢 上杉鷹山公」など各自のメッセージもつづられている。
シールは誰でも、何度でも貼ることができる。平山会長は「観光などで訪れた人たちに、米沢の良さを知ってもらうきっかけにしたい。多くの人の思いを込めて、駅内が一層明るい雰囲気になればうれしい」と話していた。
2025年11月25日山形新聞より