小田仁二郎と瀬戸内寂聴さんとの関わりなどを紹介している展示会=南陽市・宮内公民館

南陽市宮内地区の歴史や各分野で活躍した地区出身者などを紹介した「宮内よもやま歴史絵巻」のパネル展が、市内宮内公民館で開かれている。今回は宮内小の創立150周年記念誌の発刊を記念し、冊子で取り上げた人物も紹介している。28日まで。

歴史絵巻は興行女相撲の最高位・大関を務めた若緑や、瀬戸内寂聴さん(作家・僧侶)の文学の師で恋人だった作家・小田仁二郎ら、計15枚のパネルを展示。小田が死去した際の山形新聞への寄稿、当時の死亡記事などの写真も並んでいる。

記念誌からは現在も現職の星岳雄東京大学大学院経済研究科教授(S54卒)、小田や寂聴さんと親交のあった牧野房さん(2023年死去)ら13人をパネル化した。訪れた人たちは、地区の歴史や多くの偉人を輩出した土地柄に理解を深め、見入っている。

2023年12月8日山形新聞より