かやぶき屋根や建物を守るためのいぶし作業=米沢市・西屋

米沢市の白布温泉の旅館「西屋」で21日、昨年7月に修繕が完了したかやぶき屋根を守るためのいぶし作業が行われた。建物内のいろりでまきを燃やし、立ち上る煙で虫からの害を防ぐ先人の知恵を実践した。

かやぶき屋根があるのは1829(文政12)年建築の母屋で、クラウドファンディング(CF)で費用の一部をまかなってふき替えた。いぶし作業は、煙の成分でかやや部材に防虫効果を施す昔ながらのやり方。ナラやスギといった木材を火にくべると、独特の香りとともに白煙が室内を満たしていった。

遠藤友紀雄社長(61・S58卒)は「CFなどで修繕に協力してくれた人たちの気持ちに応え、大切に受け継いでいきたい」と話した。

2026年2月22日山形新聞より