「湯の池」や展望デッキなどを設けた湯けむり広場=米沢市

官民連携で西吾妻一帯の地域再生に取り組む天元台×白布リボーン協議会(遠藤友紀雄会長・S58卒)が整備を進める「やまの湯けむり広場」の完成竣工安全祈願祭が20日、米沢市白布温泉の現地で行われた。今後、あずまやを設けた上で、来春の本格オープンを目指している。

広場は火災で焼失した中屋本館跡地に、高低差を生かして整備した。高台に豊かな温泉の恵みに手を触れて楽しめる「湯の池」や展望デッキ、下方にイベントができるスペースを設けている。展望デッキからは大朝日岳を望むことができる。ワークショップで出た意見を基に設計し、市内外の「白布サポーター」が整備に協力した。

式典には約20人が出席した。遠藤会長が「構想段階から多くの人の協力を得てきた。白布の出会いの場、にぎわいの場となることを願う」とあいさつし、広場整備の担当者が、広場の特徴やこれまでの経緯を説明した。式典終了後、出席者は「湯の池」のお湯に触れるなどして、広場を内覧した。

2023年11月21日山形新聞より